
従来の加熱方式では、熱は対流、伝導、放射によって行われ、外部から内部に浸透するが、真空条件下では空気対流による伝熱は行いにくく、熱伝導と放射によって材料に熱エネルギーを提供するだけで、被加熱材料の表面温度は高く内部温度は低く、内外の温度差は大きく、温度制御は難しい。だから、定番しんくうかんそう方法熱の伝導速度が遅く、エネルギー消費が大きく、効率が低く、乾燥時間が長い。
マイクロ波加熱は放射加熱であり、マイクロ波が物体に直接作用し、その内外を同時に加熱させ、対流や伝導によって熱を伝達する必要がないため、加熱速度が速く、熱効率が高く、処理時間が短く、材料内外の温度が均一であるため、省エネ、乾燥効率が高く、乾燥品質が良い。インテリジェント化静的マイクロ波真空乾燥装置はマイクロ波エネルギー技術と真空技術を結合し、ハイテクのインテリジェント化制御を通じた新型マイクロ波エネルギー応用装置であり、マイクロ波乾燥と真空乾燥の利点を兼ね備えているとともに、従来の真空乾燥温度が高く、時間が長く、エネルギー消費が大きいという欠点を克服し、一般的な材料乾燥過程において、乾燥温度は30-60℃であり、乾燥生産量が高く、品質がよく、加工コストが低いとともに、インテリジェント化制御システムを通じて水分を制御できるなどの利点がある。また、低温低圧下で乾燥すると酸素含有量が低く、乾燥物の酸化反応によって減弱が遅くなり、それによって物料の風味、外観と色が保証され、感熱性物料を乾燥しやすく、特に漢方薬抽出物のエキス、牛肉味噌、化学工業原料、農産物の低温乾燥に対して、その独特な優位性がある。